とても珍しいレア―機種の修理が来ました。
アルメックス最初(東洋エレクトロニックス)の精算機TEXー1000
知っている方いますか?

この写真は修理が出来た状況の写真です。

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お客様から修理の依頼があり、故障内容の調査から始めました。
お客様から動かないとの説明(当然ですよね・・・故障が判っていれば言います)

故障内容を調べていきます。
①主電源SWが損傷して電源が入りません。
 電源が入らなければ検査することさえできませんね!
 まずは、電源SWを同じ規格のSWに取替をします。
 とりあえず、電源が入ったので故障内容の確認を始めます。
②まず初めに、各種電源の確認をします。
 DC5V・DC12V・DC8V・DC24Vとあれ一部電圧が出てない。
 何回か確認をすると電圧が出ていました。勘違いかな??
③基板を確認しつつ、動作状況を見よう
 料金の表示7SEG・LEDの表示が変だ
 液晶画面も出てこない。
 ビルバリの動作も異常な動き方
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もーめちゃくちゃです。
メイン基板の写真です。
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右上の回路が何かおかしな具合です。
実際にはその他の回路も影響が出ていると思われます。
ちなみに、メイン基板は2枚構造です。

ここからは、修理のプロが原因の追究をします。
回路を理解し、回路図を起こしていきます。(資料が無いので解析からです)

おかしな個所を探していきます。何度も何度もチェックして行きます。
根気のいる作業です。

該当する箇所をチェックし、故障個所を修理していきます。

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料金表示のLEDが正常につきました。
うーん、でも液晶が表示していない(写真は修理完了している画面です)

再度、回路の確認、IC部品の確認をします。
治っているはず・・・・液晶の調整を思いっきり調整ボリュームを廻します。
おー表示が出た!
さすが、プロの修理・・・点検の際、びびってボリュームを廻すのが甘かった。

ここからは、各プログラムが正常に動作しているかチェックを始めます。

ビルバリ・コインメック・音声・フロントコンピューターとの通信など点検する項目がいっぱいです。